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ダイビングスタッフの歩き方・カンクン編 |
メキシコのダイビングといえば日本人に紹介されているのは太平洋側のラパス・ロスカボスエリアとコスメルである。カンクンは残念ながら日本のダイビング雑誌ではあまり取り上げられていない。ラパスには日本人経営のダイビングサービスがあり日本からのツアーも催行されている。コスメルも有名なだけあって日本からのダイビングツアーを実施する旅行代理店があるが数は希少であり日本人経営のサービスはない代わりに日本人ダイブスタッフを置いたサービスは常時一軒はあるようだ。 カンクンはというと知る限り3つの日本人サービスがあったと思う。私が代表であったダイビングスクール・カームシーがなくなった今は2軒という事になる。メキシコでダイビングスタッフとして働きたい、もしくは何らかのビジネスを立ち上げたい方も今後出てくるであろうから、ここカンクンでの雇用事情(ダイビングスタッフ)や住環境をアップしてみようと思う。 カンクン一般情報はこちら
カンクンに私が来たときはメキシコに対する予備知識などなく、最初は地元のサービス(こちらではマリーナと呼ぶ事も多いが)を手伝い就労ビザを取得して始まった。カンクンで日本人ダイブスタッフとして働く場合PADIインストラクターがベストだろう。なぜならほとんどのダイブサービスはPADIダイブセンターかPADIインストラクターで構成されていて、さすがにアメリカの隣国だけあってPADIの支配は強い。ビザ取得のイミーグレーションの要件にはPADIとは指定されていないがPADIインストラクターに越した事はない。3年前にSSIインストラクターでカンクンにきたイギリス人の友人もすぐPADIインストラクターへ転向した。
最近変わった就労ビザ取得要件はこちら
ダイブスタッフで職を探す場合、英語でのガイド・講習力は必須である。 メキシコ人ダイブマスター・インストラクターとの会話も英語でOK。通常はダイビングのお客は99%というほどイングリッシュスピーカーだからローカルスタッフも多くが英語をしゃべる。 しかし公用語はスペイン語なのでボートキャプテン・クルーなど英語が得意でないスタッフとのコミュニケーションは徐々にスペイン語の勉強だ必要だ。
残念ながらカンクン観光業でダイビングカテゴリーでの日本人スタッフの需要は非常に低いのが現状。 その理由はダイバーであるカンクン旅行者の絶対数が乏しいからです。 数少ない日本人ダイバーの中で日本人スタッフを必要とするお客さんが訪れたときに日本人ダイブガイドの出番となるだけです。ハネムーナーにも名前の売れてきたカンクンなので体験ダイビング需要が少しある程度と思えば仕事内容の見当はつくだろう。 カンクンで一番大きいマリンスポーツサービス・アクアワールドでも英語・スペイン語でのPADIインストラクター要請コース(IDC)の需要もない為、IDCスタッフとして経験あるPADIインストラクターにもそれを武器に職探しというわけにも行かない。
世界のあらゆる国へ行ってダイビングの仕事をしたい人もたくさんいるがカンクンでは 英語で仕事さえできればダイブサービスはどこも首を縦に振るであろう。 雇うほうに何の損もないからで、日本人だからといってお金がいいわけではない。コミッション制で2週間おきに支払われるが、月の生活費に達する額がもらえるかは不明である。
住居 アパートに4000pesos(約4万円)は見るべきで、2ベッドルームをシェアしてすめば安く済むが、誰とという問題も・・・ 家を(5000-6000pesos)借りシェアするという手もある。 日本人の空き巣被害はよく聞くので立地条件は気にすべきだ。 もちろん全てダウンタウンでの話。 観光ホテルの立ち並ぶホテルゾーンにも居住エリアはあるがいわゆる一般庶民は住んでいない。上記の目安ではとても住めないし、やはり安いスーパーなどあるダウンタウンが便利だ。
カンクンに来てすぐはできるだけ早く知り合いを作りいい大家さんから部屋を借りるのかいい。一度日本人に部屋を貸した経験があるメキシコ人は日本人には喜んで貸してくれるだろう。どうやら日本人は黙って出ていく事もないし、何かトラブルはすぐ報告するし、きれいに使うらしい。 スペイン後が読めれば新聞の欄で探し直接電話でアポをとる方法だが、これは根気良くあたって、いい物件は即決するくらいでないと他人に押さえられてしまう。とりあえず一次的には安ホテル、そうもいかなければドミトリーに泊まるしかない。日本人経営の日本人専門ドミトリーがダウンタウンに2軒あり各国のバックパッカ−が泊まるドミトリーよりはセキュリティー上お勧めする。
光熱費 光熱費は家を借りた場合、電気・プロパンガス・水道代。アパートの場合水道代はほとんど家賃込みではなかろうか。プロパンなどは安いが、アパートはコンロ・給湯は電化の場合が多いので電気代は結構負担となる。夏場のクーラーは必需品で私のように電化のアパートで結構使うと2ヶ月で1000ペソ以上払うだろう。(最高1600ペソ払った)
mixiのコミュでメキシコシティー(首都)の浄水器について書いてあったのを見たが、カンクンでは水道水は飲むものではない。衛生的な面もあるが何しろ相当量の石灰が含まれていて洗ったグラスが乾いた後にうっすら痕が残る、シャワーを含め水周りには石灰のこびりつきがある。幸い食酢で拭けば金属部分はキレイになるがタイルの壁やシャワーカーテンなどは掃除用の酸が安いのでぶっ掛けて溶かしてブラシでこすり洗いすると良い。 金属部分はメッキがダメージ受けるので酸は使えない。 飲み水は20L入りの容器(ガラフォン)で売っている物を使う。最初はガラフォン込みで買い、次からは空容器と交換に新しいのを買う。スーパーに車で買いに行けばペットボトルと同じ位の値段で20L手に入る。
気候 冬場 上記に”夏場”と書いたが、カンクンは熱帯に位置していないため北半球の冬場ははっきり気温が下がる。 昼間は27-28℃だが紫外線は強い。日暮れと共に気温は下がり夜半には16℃になる事も・・・。コンクリートの床を土禁にして裸足でいる私は11月−2月は靴下を履き土禁をやめる。建物はコンクリートブロックを積んで壁を塗っただけだから昼は暑く夜は外気と同じくらいになる。暖房器具はカンクンでは売られていないので熱帯用Tシャツと短パンではちと足りない。軽く日本の春・秋物が欲しくなる。 カンクンはカリブ海の一番北にあり北緯21度にある事をあまり気にする人はないようだが、アジアで言うと熱帯雨林気候から亜熱帯になろうかという位置で台湾の少し南になる。
冬場のダイブサイトの水温は26℃まで下がり、スイミングプールは夜の間冷える為、日中も非常に冷たい。セノーテダイブの水温21‐22℃じゃないかと思う程だ。夕方5時半で暗くなり、午後の2ダイブから戻ると暗い中での後かたずけとなる。
夏場 カンクンの夏場は海の水温は28℃をくだらない。講習でプールを使っても快適だ。 さらに良いのは4月から10月いっぱいは夏時間で時間が通常より1時間進む。 もともと夏で日が長い上、時計を1時間進めているのだから夜7時半頃ようやく暗くなり始める。個人的には大好きである。 7‐8月のカンクンは最高気温33-34℃程度だが紫外線は強く、湿度が90%以上で気象データを見ると日中100%に達している。私のように熱帯専門ダイバーにはこれくらいがいい。
電話・インターネットの環境 電話会社はメキシコ全土にネットワークがあるTELMEX(テルメックス)、携帯電話(セルラー)にはその系列TELCEL(テルセル)やその他の数社がある。プリペードカード式セルラーはツーリストでも街角の店で買えるので、カンクンに来たらまず買うと便利だ。 100,200,300,500ペソのプリペイドカードがある。カードの番号を"*333"の後"2"を押して 入力する具合だ。 固定電話はあらかじめ電話線が引いてありすぐ使える状況にある住居を探すのが良い。 ゼロから電話を引こうとしてもなかなか工事に来てもらえない場合がある。TELCELの窓口で数時間ならんだ挙句、手付金を払ったにもかかわらず半年待っても工事に来ない例もある。
インターネットは電話会社のADSL(1M)か、ケーブルテレビを引くとオプションとしてネット接続サービスがあり128Kb〜1M で料金が違う。カンクンのダウンタウンで地域によって接続が良く落ちたりしてあたりはずれがあるようで、人によってどちらがいいか意見はまちまち。でも電話引いてあるならADSLのがいいのかな。 海外で住む地域のインフラがいまいちでダイアルアップで生活していた自分にとってはメキシコのネット環境は十分な気分です。今では外で使えるワイヤレス環境もあります。 突然の停電はあっても当たり前なので、デスクトップパソコンを使う環境ではバックアップ電源は買い備えておく必要がある。それで少なくとも停電の瞬間パソコンが落ちずにデータのバックアップとパソコンのシャットダウンができるから救われる。
カンクンで雇われて生活するための予備知識として他には何を書けばいいかなあ〜。 就労ビザを取得すると、きちんとした雇用主なら給与受け取り用の個人の銀行口座が開ける、いわゆるデビットカードが使える口座だ。必要なのはパスポート等のコピーと雇用先からのレター、私の場合はその会社の会計担当者(こちらではcontador:コンタドルと呼ばれる)のサインが入った物だった。 カンクンで生活する場合、身分証明のIDといわれれば就労ビザを見せれば良い。レンタルビデオの会員にもなれるし、観光地の入場料が安くなったりする。
個人の普通口座だって開設できる。最低1000(約1万円)ペソとIDがあれば良いし、この場合クレジットカードが発行される。
通勤・移動手段 ビーチリゾートカンクンだが海辺の観光エリアいわゆるホテルゾーンには住めないといったほうがいいだろう。ダウンタウンに住んで通勤は片道7ペソの路線バスがある。朝夕は通勤ラッシュがあり日本を思わせる満員バスは、それまで島暮らしをしていた私には少々苦痛だった。片道30分、ホテルゾーンは長いので場所によってはもっとかかる。 バス停に近いとなると部屋探しも限られてくるのはいうまでもない。 一方タクシーはダウンタウン内は非常に安いが、ホテルゾーンに行くにはエリアで料金が決まっており、私が通っていたエリアまではダウンタウンから80ペソ(約800円)、帰りはどう安いタクシーでも120-130ペソは取られる。ホテルゾーンは観光客用料金で高いのだが正規料金を知るにはホテルでタクシーを呼んでもらい料金表で確認すれば、ぼられる事はない。タクシーはカンクンで働く者にとって通勤の足にはなりにくい料金だ。
自家用車 車があると何かと生活に便利で中古の相場は日本と同じような感覚、30万円も出せばそこそこの中古が買える。フォルクスワーゲンの旧式ビートルでがたがたのとりあえず走るようなやつは10万円くらいで買えるだろう。新車となれば大衆車から高級車までほとんどの車がカンクンで買える。車検などないし年数で査定額が下がるシステムもないので、手放すときも結構高く売れる。カンクンで中古車を売っているところは限られる。盗難車でない事や名義変更やナンバーなど必要書類の受け取りを確かにする為に車に詳しい知人について来てもらうのが無難だ。一般にカンクンでの中古車は高いので比較的安い隣の州のメリダまで行って買う場合もある。もっとお金と時間をかけてじっくり車選びするならUSAとの国境の町まで飛行機で行って割安に買い、帰りは運転して戻るという手がある。メキシコの中古車はアメリカから安く買って国内で高く売るのが商売らしい。
テーマ:メキシコ - ジャンル:海外情報
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